HARUKIの読書日記

独断と偏見で面白かった本をご紹介していきます。
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更新履歴

2008,7,9 テロリストのパラソル 藤原伊織(角川文庫刊)
2008,6,21 ぼくと、ぼくらの夏 樋口有介(新潮文庫刊)
2008,6,4 異邦人 パトリシア・コーンウエル 訳/相原真理子(講談社文庫刊)

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テロリストのパラソル 藤原伊織(角川文庫刊) 2008,7,9
この作品は、第41回江戸川乱歩賞と第114回直木賞のふたつをとるという小説史上初の快挙を成し遂げました。
ストーリーは、アルコール中毒のバーテン、島村が巻き込まれた爆弾テロ事件が、彼のそれまでの人生、過去に起きた事件へとつながっていく、ある意味で時を越えたミステリーです。
主人公はまさに全共闘世代で、学生紛争の渦中にいました。ストーリーの鍵はすべてそこにあります。完全に過去の出来事だと思っていた学生紛争が、この作品を読んでいるとまだあの世代の人々には生々しい記憶なんだなぁということがよくわかります。正直、感情面で多少わからない部分もありましたが、それが気にならないほどストーリーは面白かったです。
さらには、男と女の想いはどんな時代でも同じなんだなぁということも痛感しました。
多少、文章でわかりにくいところもありましたが、賞をふたつも取ったのがうなずける作品でした。


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